グダリ沼(八甲田)またも敗退 イン ウォーターベッド

せっかちな娘が「ハロウィンもう待ちきれない!」と言って友人達を家に呼んでパーティーをすることに・・・そこで、父ちゃんは一人で好きな所に行っていいよと言うお上のお達しが出た。まあ天気もあまり良さそうではないけど、気になっていた八甲田のグダリ沼を目指すことにした。

グダリ沼は以前井伏鱒二の「川釣り」で読んだ事がある場所で、大きな魚が沢山いるけどなかなか釣れない所として記憶していた、それから青森散策のtomiさんのサイトでそこが八甲田の伏流水からなるバイカモの渓であることを知った。伏流水・バイカモと言えば、盛岡近郊では櫃取湿原のノロメキ沢、遠方だけど有名なところでは道東の西別川。そのいずれも実に信じがたいほどの清流で、いずれ一見の価値はある。
それに・・・そっか、井伏が釣れなかった渓でいっちょ大物でも釣ってやるか。

とテントを持って出かけたのが昨日の話。

目的地をグダリ沼近くの田代平キャンプ場に設定すると、カーナビは高速を青森市まで行けと指示してきた。料金約4000円、ちょっと高いな、そこで一般道を安代→浄法寺→田子→迷ヶ平→十和田湖→蔦温泉→田代平キャンプ場とほぼ全線山道ルートを選択。

キャンプ場には17時少し前に着いた、かろうじて雨は降っていない。途中、コンビニを探していたのだけど、ナビではあるはずだったローソン十和田湖町店が見当らず、食料も酒も調達できずにいた。しょうがないのでキャンプ場そばの食堂兼売店に入り、カレーライスを注文(530円そこそこ旨い)、缶ビールとワンカップを買って、キャンプ場の管理棟へ向かう。

「青森の人か?」気の良さそうな管理人さんに、盛岡からグダリ沼を見に来たと伝えた。井伏の本で読んだけど、もし今でも釣ることが出来るなら釣りもしたいと言うと、漁券が400円かかる事、グダリ沼では釣ってもいいが釣れない、釣れる所はもう少し奥なんだが、「あんだ、一人で行ったら帰ってこれなくなる。」と言って、明日天気がよかったら8時に一緒に行くべ、と言う事になった。天気が良かったら・・・

管理人さんは雨が降るかもしれないからテントはよして、牧野組合の小屋で寝ればいいともすすめてくれた(空長家を開放してるみたい)。でもせっかく持ってきたし、久々でもある、それに多分そんなにたいした雨にもならないだろう・・・
「ずいぶん気持の良さそうな牧草地だし、今日はテントに泊まりますよ。」
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(この二日間で唯一の写真、焚き火代わりのランタン、これ眺めながらビールを開ける)
どら氏のグリンデルワルド探訪記を意識した文体なんだけど、どうも今一緊張感が足らないなー・・・、ロケーションだって決して見劣りしないのに・・・。さあ、明朝がクライマックスよ!って結末が見える!?



どのくらい寝たんだろう、寝袋にも入らず、読みかけの本も開いたまま、テントに吊るした電池のランタンも少し弱々しくなって点いていた。雨がポツリポツリと当たっている、遠くからずいぶん大きな音の車が段々段々近づいてくる、かなりのスピードだな・・・トイレに行きたい・・・
またしばらくして、目が覚めた、今度はランプも消していて暗い。雨が少し強くなったんだな・・・トイレ行きたくなってきた・・・頑張って行くか。
外は特別寒いわけでもなく、雨もそんなに強いようには感じなかった、タバコを一本、でも風が出てきたな・・・
次に目が覚めた時にはもう明るくなってきていたようだ、時計を見たら5時、結構降ってるみたいでボツボツいってる。でもとても気持いい・・・
7時、降ってるなー、そろそろ起きないと、8時の約束だし、でもさすがに釣りは無理かな・・・・
それにしてもテントの中はいたって快適、ゴア素材ではないのだけど、壁面はサラサラで雨がしみてきそうな所が一切ない。コパクトエアマットもいつもにも増してフワフワと柔かい。外に出るのがいやだなー、
と思いつつ、ファスナーを開いて驚いた。

(すいません、引っ張った割に、とてもしょぼい結末なので、この先フィクションにしようか検討したのですが、やっぱりそのまま続けます)

ファスナーを開くと、すぐ目の前に僕のサンダルが浮いていた。プカプカ・・・水深およそ10センチ。
まずい、気をつけないとテントの中に水が入る、慌ててファスナーを少し上げる。
そうか、実はテント全体が浮いている、どうりで床が柔かいと思った。小さなテントの四隅はペグで止めていたから浮き上がることはなかったのだが・・・まさにウォーターベッド状態・・・
それから意を決し、フライを開いてテントから脱出、車に駆け込んだ。
昨日、出来るだけ平坦な所に設営しようとは思ったのだけれど、今見るとそこは、直径5mほど周りより低くなっていて、広いキャンプ場全体の到る所が水浸し状態の中、ここも一つの沼と化していた。
8時、管理人のおじさんがトイレ掃除にやってきたようだったのだが、ちょうど僕は撤収であたふたしており、挨拶も出来ずにお別れ。
肝心のグダリ沼へは一緒に行こうと思って、どこをどう行けば着けるのか確認もしてないで、なんとなく方角だけはわかるものの、入口がわからない。
何度か行ったり来たりしてもわからない、そうこうしてるうちに雨も横殴りになってなんだか嵐の様相。
んー結局、1月に続いて八甲田またも敗退となりました。

しかし、八甲田は深いな~、ブナ林しかり、牧野もしかり、雪もしかり、樹氷もしかり。
ここは近々リベンジ要としときます。
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Commented by tomi at 2006-09-18 22:05 x
グダリ沼、行ってきたんですか??で、あそこのキャンプ場とまったんですか?? 夜、すんごーーーい真っ暗な気がしますが・・・。

一度、フライやってる人に会ったことはありますが・・・。
釣れてませんでしたが・・・(笑)

グダリ沼、奥にいってみたいですが
奥に行けば行くほど、ズブズブと足が抜かるんですよ(泣)
私は奥まで行けなかった・・・。

で、結末は・・・・ 
Commented by 888-morioka at 2006-09-18 22:49
すいません、とてもしょぼい結末で、続きをフィクションにしようか検討中・・・
Commented by どら at 2006-09-19 00:34 x
888さん、いろいろと宣伝?頂きありがとうございます。(たぬき氏より聞きまして)
このブログを読むと、また静かな東北に遠征したくなりますね。
Commented by 888-morioka at 2006-09-19 11:10
どらさん、いやー勝手に宣伝してすいません。でも探訪記本当久々にわくわくしながら読ませてもらってます。
どうぞ、またたぬき氏共々こちらへいらしてください。「遠征」ったって、陸続きですから・・・
ちなみに八甲田のカレーライスは18SFもしませんでした・・・
Commented by 浮雲 at 2006-09-23 06:56 x
そりゃあ、どらちゃんが雨男その2と認識するわけですな。
雨の日のテント撤収は、実に憂鬱ですよね。

10月の東北遠征の際には、どうぞ、お手柔らかに。
Commented by 888-morioka at 2006-09-24 22:24
浮雲殿
昨日今日とちょっとキノコ探ししてみたのですが、むしろもう少し「雨」が欲しい感じでした。なかなかうまくいかんな~
by 888-morioka | 2006-09-18 12:14 | 山遊び | Comments(6)

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