「八日目の蝉」角田光代 いや 「mother」

昨年見た日本テレビのドラマ「mother」がことのほか印象深く
母性をテーマとした物語を読むとどうしても彼のドラマの「継美ちゃん(芦田 愛菜)」や松雪泰子さん、田中裕子さんの顔を思い浮かべてしまいます。
特に田中裕子さん演じる「うっかりさん」は設定も演技も凄かった。
我を捨て「鬼」になったmotherの、その権化が画面の中に映し出されておりました。

「八日目の蝉」
期待して読んだのですが、ちょっと、ん~・・・かな?
小豆島での暮らしの場面など、とても惹かれるところもあるんですけど、なんとなく全体的にツギハギ感が否めない。あの新興宗教の話など、まあ時代が時代だからありえない話ではないけれど、特に物語りに組み入れる必要があったんだろうか?
とか、結局何が言いたかったのか、僕には今一焦点がぼやけて判然としなかった印象です。

ってか、やっぱりmotherの呪縛かな?
[PR]

by 888-morioka | 2011-06-29 22:45 | 音楽・読書 | Comments(4)

「羆嵐」吉村昭

先日追突されてしまいました。
車はバンパーおよびバックドア損傷、あと10日ほどでこの部分が新車になります。
私は瞬間バックミラーを見、衝突準備が出来たおかげでレントゲン的に特に問題なし。
でも、問題があっても新車に出来ないのがややつらい所です。
お相手がうら若き女性だったため、事は大きくなりません。
事故はいつも一瞬の出来事、私も気おつけなければと思います。

えっと「羆嵐」でした。
獣を獣として描いた事故発生当時のドキュメントレポート風の文章は迫力が違います。
しかし、その獣を仕留めるハンターは獲物に対して礼をつくすしきたりを決してないがしろにはしません。
徹底的に人側の立場で書きながらもやはりその部分は尊重されなければならないのだろうと思います。

あとがきは倉本聰さんでした。
後にこの原作をラジオドラマ化しています。

吉村昭さんの作品は落ち着いて読めて実にいい。
今「三陸海岸大津波」がリバイバルヒット中、これも読んでみようかな。
[PR]

by 888-morioka | 2011-06-28 20:46 | 音楽・読書 | Comments(4)

「わたしを離さないで」 カズオ・イシグロ

この本の感想文は難しい。
最初のページから始まる妙な違和感。
淡々と語り進められる幼年期のヘールシャムでの学園生活。
子供の世界の中で起こる葛藤やいじめ、「保護官」と呼ばれている先生たちの言動・表情。
それらの語り口が丁寧であればあるほど、更に違和感が増していく。
そしてその違和感の瓦解を、読者は少なからぬ戦慄をもって向える事になるのだが・・・。

映画化もされたようですが残念ながら見逃してしまいました。
多分イギリスの風景が美しい、静かで哀しい映像になったんだろうな~。

まだ6月ですが、おそらくは今年読んだ本№1
[PR]

by 888-morioka | 2011-06-11 19:45 | 音楽・読書 | Comments(2)

ヒット!!



散発4安打の完封ペースの中9回裏2アウト、一矢報いる2ベースヒット! ってな感じ?
雷雨の中、厳しいポイントに毛鉤を浮かせてやっと捕らえた獲物。
zoushigaya殿、さすがでありました。

[PR]

by 888-morioka | 2011-06-04 21:00 | 川遊び | Comments(4)