雲ノ平へ 5(完)

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朝焼けの中、樅沢岳を越えて槍ヶ岳を目指す登山者
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8月13日 山中4日目最終日午前1時半 一人テントを抜け出して小屋の前の広場へ向かう。
ずっと担いできた三脚を使ってしばし夜の撮影タイム。
昼間あれだけ賑わっていた場所もさすがにこの時間は静かだ。
星というか、今日は月がでていて明るいのでむしろ雲を眺めながらゆっくりと煙草をくゆらす。
上着を着る必要はあったが適度に風も吹いて特に寒さは感じない
何かと気忙しかった今回の山行の中でこの時だけはとても寛げた気がした。

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ベールのような雲が綺麗だ。あの奥に見える山はなんだろう?

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樅沢岳方面、ヘッドランプの灯りが見える、あそこまで行けば槍も写せるかもしれない。
でも今日はやめておく。

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午前6時 今日はK太の寝袋引出し作戦に手間取り、少し遅めの出発となる
奥に見えているのは笠ヶ岳かな

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双六よ、鷲羽?よさらば、またいつか。

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早朝から物資運搬のヘリが爆音と共に小屋と下界を頻繁に往復している


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鏡平の小屋までは今日も槍を見ながら歩ける幸せ。

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で、その小屋に立ち寄った者は全員がカキ氷を食べる事になってる模様。
私一人凍っていない麦の泡泡ジュースをいただいた。
時刻は8時、こんなに早い時間にアルコールを飲んだことなんて人生初かも、
まああとは下りのみ、あと3時間もあれば十分着くだろう。

てな感じで油断したのが大間違い。
途中のわさび平小屋での写真を撮るのも忘れ

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なんとか下山したのが午後1時前。
いやいや4日間よく歩きました。K太君も大変ご苦労様でした。

(完)

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エピローグ

この後、出来ればバスに乗り込む前に、温泉で4日間の汗を流し綺麗な身体になった上で、新穂高温泉グルメなどを味わいたいと思っていたのだが、1時40分発の松本行き直行バス(最終便)に確実に乗り込むため、始発の新穂高ロープウェイ駅までもう少し歩いた。

松本には4時頃の到着だったと思うが、その時間でも気温32℃、今朝のキャンプ場は10℃を切っていたのでものすごく暑く感じた。駅では先ず予約していたチケットを受け取り、600円の大型ロッカーに2人分のザックを詰め込んで800m先の銭湯、菊ノ湯さんへ向かう。腕と首筋が真っ黒に日焼けしていたのでかなり沁みるだろうと覚悟していたが、ここのお湯は何故か全く刺激の無い柔らかいお湯でその点特筆に値する。僕ら同様下山したばかりの登山者が三三五五訪れていた。

駅に戻って5時20分、長野行きしなの19号は18時5分発、ゆっくりは出来ないので駅並びのそば処小木曽製粉所へ。
ここで二人してザル各1枚、はっきり言って旨い。山形の朝日連邦下山後の五百川温泉とは蕎麦の質が全く異なるが、なんと喉越し爽やか且つ香りが鼻から抜けるタイプ。しかも立ち食いで時間のない旅行者にうってつけの一品である。

駅のホーム、偶然にも三俣の分岐から抜きつ抜かれつしてほぼ一緒に歩いた父娘のお二人の、お父さんとバッタリお会いする。
僕らは長野方面だが反対側は東京行きの列車が来る。お話の内容からお父さんは70代、K太によく声を掛けてくれた娘さんは40代、いや30代かな?長い山道追いついては追い越され、んでまた追いついて・・・大変励みになりました。元登山部だと言うお父さんはあのきつかった雲ノ平への急登で多分僕らを追い抜いている。
山の中ではややぶっきらぼうな方なのかなと思っていましたが、ホームでお会いした際には色々お話いただいて大変嬉しく、楽しく帰路に就くことができました。娘さん共々たいへんありがとうございました。またどこかの山でお会いできるような気がします。その節にはどうぞよろしくお願いいたします。

しなの19号は長野着18時58分の予定が3分遅れる。長野発あさま628号は19時8分発 乗り継ぎ時間7分しかない。
あさま628号大宮着20時26分 こまち35号20時40分発 盛岡着22時27分。なんとか予定通り盛岡に帰る事ができた。
お土産買う時間もなかったし、疲れて眠り込んで乗り越しでもしてしまわないか心配で、むしろあっという間に到着した気がする。
お腹が空いた。駅前のマルトラーメンを二人ですすり、11時過ぎ無事帰宅した。

「かあちゃん、K太だよ~」

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by 888-morioka | 2017-08-22 22:35 | 山遊び | Comments(6)

雲ノ平へ 4

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三俣から双六への巻道途中、雲を割いて槍の穂先が現れる。
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8月12日 山中3日目 午前5時 雲ノ平では昨夜テントを叩く強い雨が降った。
おそらく9時か10時くらいからだったと思うが、下のテントの人たちは大丈夫だろうか(浸水してないか)と虚ろな意識でそう思った。
しかし、これも多分、雨は1時間ほどで止んでくれたと思う。
少なくとも撤収時に雨粒は落ちていなかった。周りでも坦々と撤収作業が進んでいる。

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我々も5時半出発、今日は鷲羽を目指すか、巻いて黒部源流を通るか未だ決めかねていた。


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祖父岳への途中、雲ノ平のキャンプ地のガスが取れて俯瞰することが出来た。
この辺りでザックをおろして一休み、携帯の電波が入っている事に気が付く。
今回持参した通信機器はauのガラケーとuqのデータsimを入れたスマホ(電源はほぼoffのまま)、どちらも回線はau利用。雲ノ平山荘で一番auが入りにくいと言われていた通りちょっとした高台に上がってみても圏外表示は変わらなかった。
入山して二日間家と連絡が取れないでいたので、少し早い時間だとは思ったが電話する
「かあちゃん、K太だよ・・・」

この付近ちょうど黒部源流コースと祖父岳との分岐のあたり、周りの登山者達もザックを下してメールチェックやら、電話やら一斉に下界とのやり取りが始まった。
そうした中で通信機器特にスマホのバッテリー問題が議論されている。
「結局バッテリーの問題だよね」「でも機内モードはGPS使えるし減りも少なくていいよ」等
今回僕もメインのガラケーは2個のスペアバッテリーと共に持参していて、
こちらはいつも電源ON。
スマホは万一の時の位置確認のために常にOFFのままにして持っていた。
モバイル電源も1つ準備はしていたけど、繋げると発熱が激しいし
特にGPSログはコースロストしない限り必須ではない。
けど今度機会があれば機内モードは試してみようと思う。

さて、かあちゃんと話しが出来た所で黒部源流コースは止めて、鷲羽岳を目指す事にする。

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まづは頂上直下の雪渓を越えて

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祖父岳(ジイダケ)登頂。
また雨が降って来た。ガスで周りの風景は望めないが標高で2825mもあるらしい、
考えてみると今回の山行初めてのピークになる。

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この辺り

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特に危険な場所はないものの

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視界がきくとそこそこの高度感が味わえ

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雰囲気的には

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岩手山の
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鬼ケ城と

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あまり変わらない。

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ただ、時々比較的広いお花畑が出現して、
8月なのにハクサンイチゲ等の雪解け後の花が綺麗にさいていたりする。
ちなみに花についてはチングルマ、ハクサンイチゲ、アオノツガザクラ、ヨツバシオガマ、多分エゾシオガマ、コ(?)イワカガミが太郎平から終始目立った。

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10時鷲羽岳登頂。残念ながらここで雨が強くなってきた。

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しっかりとレインウエアを着て、ややガレた道を一気に下る。

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三俣山荘への途中、初めて槍が見えてきた。
ガスでクリアではないものの、やっぱり恰好いい。

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12時、三俣山荘前のベンチで食事をしていると、なんと青空が見えてきた。
さっき下りてきた鷲羽の頂上も見えてきた。

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今日の目的地はもう少し先、三俣蓮華岳と双六の巻き道分岐まで頑張って登るが、
かなり疲れていたのかここ地味にきつかった。

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双六への巻き道、ここ広くてなだらかな下りで大変気分がいい道だ(最初のうちは)

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進行方向に槍が見え隠れしてるしものすごく快適な道だ(最初のうちは)

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でも、やっぱりこの道も長いし、疲れてきた頃に急登が待っていたりする。
まだ着かないのかな~

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カメラのレンズを望遠にして進行方向を眺めてみると、何か案内版らしきものが見えるぞ。
K太、もう少しだよ、多分・・・

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おお、

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午後4時 やっと着いた。双六山荘
それにしてもここは一際テントの数が凄まじい。
早くご飯食べて寝ちゃいましょ。

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by 888-morioka | 2017-08-21 21:59 | 山遊び | Comments(5)

北アルプスには要所要所に営業小屋がある。
そこで天候が悪化した場合にはテントを諦め泊まる事もできるし、
食料や飲み水の補給等にも大変ありがたい存在だ。特にビールを担ぎ上げなくてもいいというのは素晴らしい。
しかし、今回の山行では、食事は全て基本的に自前で賄う事として準備をした。
勿論、ビールは例外だし、K太のジュース類やその他嗜好品類も必要に応じて利用する事には全然やぶさかにするものではないのだが、

準備した食料は以下の通り
夕食3食分)
無洗米1合パック×7
焼鳥缶70g×4
クジラの大和煮缶200g×1
ラフテーパック120g×1
カレールー4皿分
ハヤシルー4皿分
混ぜるだけチャーハンの素
棒ラーメン 2食分

昼食3食分)
パスタ250g
パスタソースの素(肉みそ味)
パスタソースの素(めんたいマヨ味)
ひやむぎ300g
トマトのつけだれ
そば(乾麺)250g
粉末タレ
イカの姿揚げ

朝食分)
グラノーラ 300g

その他、乾燥野菜、海苔、わけぎ小パック 各種粉末スープに粉末ドリンク、ゼリー飲料×4 等。あぁ、あとブラックニッカも600mlペットボトルに持って行く。

8月10日の朝食と昼食は仙台のコンビニで買ったおにぎりで済ませる。

8月10日(薬師峠)午後4時 この日の夕食メニューはチャーハンと棒ラーメン、ご飯2合を炊いて半分をチャーハンに残り1合で翌日の行動食用のおにぎりを作った。
しかしこの日の米炊きはまづかった。
岩手山の8合目で練習したときは完璧だったのに、この日はかなりのオコゲゴハンに。
多分、一点集中型強力バーナーとチタンクッカーの組み合わせが良くなかった。
岩手山の時は荷物に余裕があったので従来型の広口バーナーとアルミクッカーも持って行き、炊飯はそれを使ったのだが、今回のバーナーは一点に火力が集中するのと、熱伝導率の悪い(故に口を付けても熱くないのだけど)チタンのせいで、最初に沸騰させる段階ですでにコゲが出来てしまっていたものと思う。反省。

8月11日(薬師峠)朝5時 二人それぞれのカップに粉末アイスミルクティーをぬるま湯で溶いて、そこにグラノーラを浸してすする。
今回この粉末ドリンク類にはかなり助けられた。行動中のエネルギー補給にも固形物を口に入れるより、おいしいドリンク類を水でさっと溶かして飲むことで気力を復活させる事が出来たと思う。
特に塩とライチ、アイスミルクティーは利用価値が高く、アップルティーも大変旨くいただけたし、この際コーヒーも粉末で全然問題ないと思えた。それから朝K太をシュラフから引き出す時には温かいココアが大変有効でもあった。

8月11日(カペッケが原付近のベンチ)昨日作ったオコゲおにぎりをオニオンスープで流し込む。相性抜群!?

8月11日(雲ノ平)午後2時 ひやむぎをトマトのつけ汁でいただく。ここでの失敗も一つ。
今回ぜひ山の上で素麺やザルそばなどツルツルッと行ける冷たい麺類を食べたいと思っていた。しかしこうしたメニューを実行するためにはザル問題をクリアしなければならない。ザル問題とはまさに湯切りのためのザルを持って行くかどうかである。「持って行く」でも良かったかもしれないが、仮にも北アルプス縦走でそのためだけにザックにザルをぶら下げて歩くのもどうかと思うし、そもそもザック外側はすでに私もK太もマットやら三脚、テン場用サンダル、マグカップ等々スペースが埋まっていた・・・。
そこで考えたのは三角コーナー用のネットの利用、これを拡げて茹でた麺を投入、水場の流水で洗えば、ビシッと締まった冷たい麺がいただける・・・・。
結果、雲ノ平の水場を茹で上がった冷や麦だらけにしてしまった。流し素麺やったのに、誰も取れなくて、そのまま地面に落下させてしまった状態。
いや、ちょっと違う、一言で言うならつまりその辺一帯に茹で麺をはっつらかしてしまったのだ。
「K太こら、離すなよ」とは言ったものの、雲ノ平の水場はあまりにもその勢いが強すぎた。
けど、出来るだけ(出来るだけ)拾って食べましたよ、二人して。
次々にやってくる水汲みの登山者達の中で、ひたすらにはっつらがした冷や麦を拾う親子。大変すばらしい経験をさせていただく事ができました。
スーパーで見つけたトマトの付けダレは適度な酸味がたいへん旨かったと思います。

8月11日(雲ノ平)午後5時半 夕食メニューはハヤシライスにフリーズドライのトマトスープ。意図したわけではないのに本日はトマトの日だ。
昨日同様ごはんは2合、今日は焦がさないように最初から弱火で炊いていく。
そして出来たごはんを半分はそれぞれのプラ浅丼に盛付け、半分は2個のおにぎりに、このおにぎりはキッチンバック(薄いポリエチレンの袋)にごはんを直接入れて、それを丸めて形を作る。塩昆布と海苔も持ってきたはずなのに、何故か見つからないので、ただのごはんの塊だ。
次にごはんを炊いたそのクッカーに少量の水を入れ火にかけ、残ったごはんをそぎ落としながら、缶詰の肉や乾燥野菜をを入れ適量の水を加えて煮立たせる。
すぐに沸くので、そしたら火を止めてハヤシルー投入、しっかり溶かして今度はトロ火で数分煮込む。これは簡単。
出来たルーは全部各プラ浅丼のごはんにかけて完成。二人で必死に貪り付く。
で、完食したところで、クッカーの汚れを取りながらお湯を沸かして、プラ浅丼に入れたフリーズドライのトマトスープに湯を移す。プラ浅丼の汚れも取るようにすすったら、最後クッカーとプラ浅丼をペーパーでふき取りご馳走様である。

歯磨きは歯磨き粉なしで済ませてK太はシュラフに入れる。僕は少しだけブラックニッカをいただきながら雲ノ平の夕べを楽しんだ。

8月12日(雲ノ平)朝5時 朝食のセットは最早慣れたものだ。

8月12日(三俣山荘)午後1時 肉みそパスタと玉子スープ。
三俣山荘の2階食堂は有名スポットで大混雑しているようだが、我々は外のベンチでパスタをいただく。4分の早茹で麺は空腹時にありがたい。完食後玉子スープをすすっていると、これも意図したわけではないのに盛岡のじゃじゃ麺文化が身に染み付いている事に気が付く。これってまさに麺のゆで汁利用のチータンじゃん・・・。

8月12日(双六キャンプ場)午後5時 最終日の夕食はカレーライスとオニオンスープだ。
双六は大きな山小屋だ、我々同様三俣方面から来た者、新穂高温泉からの入山者、槍ヶ岳から西鎌尾根を越えて来た人達、大勢の登山者で小屋の中も外も賑わっている。
小屋前のベンチではジョッキの生ビールを手にした人たちも目立つが、僕らは受付でテント代(ここだけ子供料金が半額で二人で1500円)と缶ビール缶ジュースの代金を支払ってテン場に戻る。
今日は昨日作ったおにぎりが残っているので、1合だけ炊いて明日のおにぎりを作り
昨日のやつをプラ浅丼に盛り付けて、焼き鳥缶とラフテー、乾燥野菜、フライドオニオンで作ったカレーをかける。
今回作った僕の食事を基本K太はうまいと言って食べてくれるのでたいへん助かった。ただ、初日に炊いたご飯だけは茶色いじゃんと言ってやや抵抗されたものの。

8月13日(双六キャンプ場)午前5時 この日は晴れて気温が下がった。手元の温度計で10℃は切っている。帰りのバスの時間があるので早く出発したい所ではあるが、K太を起こすのに温かいココア+温かいミルクティに浸しグラノーラ+もう一度温かいココアの3セットが必要だった。

8月13日(鏡平小屋)午前8時 K太イチゴのかき氷、私油断して朝から缶ビール。双六からもうだいぶ下ってきたし、下山口の新穂高温泉までずっと下りですぐ着くだろう・・・

8月13日(わさび平小屋)12時 なんでこんなに長いんだ、ここで休んでいる時間はない。けどK太はラムネ、私は木桶の水に浮かべられたトマトにかぶりついてしまった。トマトってこんな旨いもんだったか?

8月13日(新穂高ロープウェイ駅)午後1時 1時40分発の松本行直通バスにはなんとか乗れそうだ。けど、ゆっくり食事をしたり風呂に入る時間はない。
売店で2つだけ残っていたコロッケを買って少しだけ腹を落ち着かせる。

8月13日(松本駅) 駅から800mの菊ノ湯で綺麗な身体になって戻った僕らは駅並びの立ち食い蕎麦屋でザルをいただく。この蕎麦本当にうまかった。


(総括)
山登りで米は基本アイテムだ。アルファー米にしようか迷ったが今回は無洗米の選択で良かったと思う。ただ炊飯道具ややり方はちょっと工夫が必要。これでちゃんと塩昆布と海苔が見つかっていたら、かなり美味しくいただけたと思う。
山小屋利用の食事も選択肢だが、混雑期にはやはり自前がいい。
粉末のドリンク類は荷物にならない上にかなり役に立つ。
同様、各種スープ類も有用だ、お茶漬けやフリカケ系も試してみたい。
初日にお隣の全力夫婦の方が持っていた牛乳パック状の豆腐が羨ましかった。
肉類(ベーコンかな?)やミニトマトを焼いていた方もいらしたが大人の宴会系登山ではそうしたつまみ寄りメニューもいいなと思った。
冷たい麺類のザル問題は未解決・・・。

以上、食事についてでした。







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by 888-morioka | 2017-08-19 16:18 | 山遊び | Comments(0)

雲ノ平へ 3


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雲ノ平から見る水晶岳。
好天が期待できない中、青空の下にこの山が見えるとは思っていなかった。

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8月11日 山中二日目、薬師峠のキャンプ地を5時30分に出発、一旦太郎平へ戻って


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分岐を左、薬師沢へ下っていく。

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この道、いくつかのの枝沢を

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渡渉したり

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ちょっとした湿原帯(ここはカッペッケが原)があったり


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とにかく山の深さを感じる素晴らしいエリアだ。
今回釣り竿を持ってくるかで大変迷ったが、台風であれだけの雨が降ったのだから、
大増水してるか、もしくは濁っているか、少なくとも魚釣りはちょっと無理だろうと思って結局置いてきていた。

なのにこの透明感、本当に恐るべし黒部の奥深さ水の許容量。
もし次来る事があったら、今度は是非沢での遊びをメインにしたい。

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薬師沢が近づいてくるともうすぐ黒部本流との出合い、


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薬師沢小屋に到着する

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目に毒なビールの横から赤い缶を取り出してしばし休憩。
2Lのペットボトル一杯に水をいただいて

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有名な吊橋を渡たり

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いざ直登へ。

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この道、約2時間半、滝汗かきながら、滑らない足場をさがしながらよじ登る。
本当にきつかった。ここは下りでもいやだ。


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で、急登が終わるとすぐにルンルンな木道が待っているのかと思えば
そんなに甘くもなく、山荘まで「やっぱり遠いぞ雲ノ平」

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奥日本庭園の奥はred bull?

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多分もう少しで小屋が見えてくるよ

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水晶が近い、大きい。

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おお小屋、てっきり左側に見えてくるもんだと思ってた。


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受付済ましたら早くテン場に行って何か食べよ。

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ってんで、14時到着。

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テントの受付時に緑のロープの内側ならどこに張ってもいいと言われていたので、迷わず草付きに我が家設営。
凹凸はあるものの周りより少し高くなっているので雨が降ってもここなら大丈夫そうだ。











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by 888-morioka | 2017-08-19 11:30 | 山遊び | Comments(0)

雲ノ平へ 2



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8月10日10時アラレちゃんポイント通過。
ここは登山口から標高差で300m上がった所にある有名な場所。
「もうとっくに見過ごしていたと思ってた・・・」と呟くと、
一人休憩していた眼光鋭いオジサン(実はとても優しい方)がそう教えてくれました。
なんでも登山口から目標の太郎平までは約1000m登らなくてはならないのだけれど、
このあたりが高さではちょうど1/3くらいだそうです。
蝶ケ岳のゴジラの木と、このアラレちゃん。アルプスの樹林帯、2大有名ポイントかな。

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もうすぐ森林限界、大汗カキカキ登っていると右手の藪から獣の気配、
反射的に熊かと思って体を固くし辺りを見回すと・・・5~6頭のお猿さん家族でした。
比較的人慣れしてるのか、慌てて逃げるふうでもありません。


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11時、三角点ポイントを超えると、目の前に薬師岳が大きく見えてきます。

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五光岩ベンチ通過12時50分

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疲れて来ましたが、木道の整えられた緩やかな登りを遡ります。

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14時ジャスト、一日目の最高地点太郎平小屋に到着です。
ここでご褒美の私はビール(350ml)600円とK太炭酸400円を飲んで休憩。
予め用意してきた登山届を受付(登山相談所)に提出しました。
若いお兄さんが予定ルートの確認をして、
薬師沢小屋から雲ノ平への急登は毎年スリップ事故が発生するので特に注意するようにとのアドバイスをいただきました。
「薬師沢小屋への渡渉は増水等問題ありませんでしょうか?」と気になってた事を聞いてみると。
実は昨日雲ノ平行って来たんですけど、それは全然大丈夫でしたよ」
とあっさり。


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太郎小屋からしっかり20分、薬師峠キャンプ場が見えてきました。
テン場代(二人で2000円)はこの場所に受付建物があってそこで支払うシステム、
ビール・ジュースも一定数買うことが出来ます。トイレも清潔だし水も豊富です。

着いたらゆっくりするか、時間によっては薬師岳も目指せるかなどと思っていましたけど
3時過ぎるともう周りでは夕食の準備が始まります。
僕らも昨日あまり眠れていないし、ご飯を炊いてチャーハンを作り、棒ラーメンで絞めて
この日の就寝6時半、一日目が終了。

テントの両隣、登山に全力投球のご夫婦と、僕らとほぼ同じルートながら双六から槍まで足を延ばされると言う単独の方
楽しいお話ありがとうございました。
特に全力投球のご夫婦は北海道はトムラウシから屋久島の宮之浦まで全国を旅されているとの事でしたが、
中でも黒部の「下の廊下=水平舗道がとてもいい所だから是非一度行ってみて」と教えていただきました。
結構怖そうだけどな~。







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by 888-morioka | 2017-08-17 21:12 | 山遊び | Comments(2)

雲ノ平へ 1

8月8日台風5号の動きが遅い。
アメダスの雨量計は大量の降雨を意味する赤の表示が富山側から長野の県境に次々に流れ込んでいる事を示している。
しかもその赤は見事に県境で消えている。
これって高い山=分水嶺に遮られて雨が全部黒部側の流域に落ちているって事?
この日富山発折立行きのバスは全便運休すると富山地方鉄道のHPで案内された。
気が気でない。「もしもし、明後日予約しているものなのですが、そちらの見通しとして運行できますでしょうか?」
・・・多分・・・、明日以降は大丈夫だと思いますけど・・・

微妙な回答にもう少し調べてみると、運休の原因は経路の有峰(有料)林道の雨量制限のせいだと分かった。
直近24時間の累積雨量が80mmを超えると自動的に通行止めとなる。


8月9日 盛岡は風が強いが雨はそうでもない。台風は秋田沖で熱帯低気圧になったようだ。
今日の夕方バスで仙台へ向かう。
のに、有峰林道は依然通行止めのまま、当然バスも2日連続で運休となってしまった。
「はい、富山地方鉄道で・・・」
「あの明日の折立線なんですけど、どうでしょう?」
「あっ、えっと・・・ちょっとお待ちくださいませ・・・・
 (男性の声)あっ、電話変わりましたけど、えっとですね、有峰の通行規制が先ほど解除されましたので、これから明日まで天気の大崩れがなければ多分大丈夫ですよ、明日は。途中の林道の通行規制がですね24時間で80mmの雨が降らないことと3時間降水がゼロであれば・・・それだけなんですよ・・・」
盛岡からこれから出発するので心配で問い合わせた旨の事を言い多忙中の問い合わせにも丁寧に対応してくれた事に感謝して電話を切った、
よし取り合えず登山口までは大丈夫そうだ。

夕方、今回の相棒K太を連れて盛岡を出発した。
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仙台にて、4日分のスタミナを付けるためステーキ300gを食らう。
このお店お姉さん「男性の方なら1キロはペロリと召し上がりますよ。」だと、
そんなもん食えっか!

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8月10日 朝6時前
仙台からのバスは定刻より10分早く富山駅に到着した。
3列シート、車内にトイレも完備した豪華仕様の車両だったけど、

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やはりぐっすり快眠とはなかなかいかない。

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それでも無事登山バスも3日振りに運行され

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8時過ぎに折立に到着。いよいよ登山開始だ!さあ頑張って行きましょう。



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by 888-morioka | 2017-08-16 23:29 | 山遊び | Comments(0)

雲ノ平へ プロローグ

「雲ノ平」この耳に心地良く響く地名はたぶんかなり前から知っていた。
山系雑誌の出版社で短いあいだ品出しのアルバイトをしていた頃、棚に並ぶ登山ガイドの本の中にその名前もあったと思う。
行ったこともない北アルプス。その最奥地の地名
急峻で奥深いあの有名な黒部川の源流域でもあり、日本最後の秘境とも言われるとか・・・
その雲ノ平に行って見たいと思ったのは槍の穂先を見てしまったから。
去年の燕岳への途中、大天井の尾根の向こうにほんの一瞬見えた穂先。
あの穂先の映像が頭から離れない。
30年ぶりに助けてもらい連れて行ってもらった北アルプス。
なのに燕岳から下山した途端、もう1年後の山行を妄想し始めていた。
どこ行きたい?
「雲ノ平」
アルプスの一番深い場所を越えてみたい。
そしてあの槍の穂先も裏側から見ながら歩いてみたい。

でもどうやって行く?
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今年3月の送別会
盛岡から富山への転勤が決まったK君。
「でもさ、仙台の彼女はどうすのよ?連れてくの?」
1年ほど前に彼の実家のある仙台の「お見合いパーティー」で知り合った彼女と順調に交際を続けているK君にやや意地悪い質問をしてみた。
「実は彼女、去年お父さん亡くしてまして、一人娘だから今母娘の二人暮らしなんですよ」
「そっかー、それだと娘さんを奪っちゃうことになるから連れてくわけにはいかないのか・・・」
「いえ!でも連れ行きます。彼女もそうするって言ってくれてます。」
「ほお・・・、えっ、それって結婚するって事?プロポーズしたの?」
「いえ、まだです。でもします。」
「おお!言い切ったね~。って事はお母さんも連れてくの?」
「いえ・・・、それは・・・」
「でもそしたら彼女実家と行き来するのに一回東京まで出なきゃないでしょ、北陸新幹線は開通したけど、結構大変だよな~」
「それがですね~、バスがあるんですよ」
「えっ?バスって?」
「仙台-富山に直通バスがあるんです!」
「・・・マジ・・・?!」
K君の送別会でのこんな会話が僕の憧れの雲ノ平を一気に引き寄せた。
K君是非幸せになってくれ。

で、調べてみると仙台発21時40分、富山駅着翌5時55分の直通バスが確かにある。
仙台にこの時間に着くためには盛岡を19時前後のバスなり、あるいは新幹線なら20時過ぎでの便でも十分間に合う。
そして富山駅からは6時20分発の登山バスに乗り込めば8時半には雲ノ平への登山口「折立」に到着出来てしまう・・・。

雲ノ平は日本最後の秘境と言われる。それは険峻な黒部川の源流域であり、その場所へたどり着くには最低でも一泊以上の行程が必要だからでもある。
コースタイムは折立登山口から太郎平まで登りで5時間、太郎平から薬師沢小屋まで下りで2時間、薬師沢小屋から強烈な急登が2時間半あって、最後木道を1時間ばかり辿って雲ノ平山荘へ、キャンプ指定地はそこから更に20分ほどかかる。
早出が出来れば行けない時間ではない。けどテント装備の場合、太郎平近くの薬師峠キャンプ場で一泊するのがセオリーだ。
などなど、地図のコースタイムとバスや電車の時刻表を検討するとやはり前夜発山中三泊が最短。丸々4日の休みが必要だと分かった。

これはお盆しかない。

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by 888-morioka | 2017-08-15 22:18 | 山遊び | Comments(6)

雲ノ平行ってきます

8月9日盛岡(発)→仙台→
8月10日富山駅→折立 登山開始→太郎平→薬師峠キャンプ場(泊)
8月11日薬師峠キャンプ場→薬師沢小屋→雲ノ平キャンプ場(泊)
8月12日雲ノ平キャンプ場→鷲羽岳→三俣蓮華岳→双六キャンプ場(泊)
8月13日双六キャンプ場→鏡平→新穂高温泉(下山)→松本→長野→大宮→盛岡(着)

の予定ですが不安点が2点。

1、富山→折立のバスが途中の有峰林道の通行止めの影響で昨日今日運休になっており、明日の運行も確約されてない。
  これは有峰林道が今日の13時から開通となったので、今後天気の大崩がなければ多分(多分)大丈夫。

2、太郎平から薬師沢へのルート上の3~4ケ所の渡渉が黒部源流域の増水で通過できるかどうか?
  太郎平の小屋での情報次第では、雲ノ平をあきらめて黒部五郎ルートへの変更を余儀なくされる。

その他、現地の天気予報も目まぐるしく変わるので、雨のキャンプも覚悟しなければなりません。

等々不安はありますが、K太も一緒なので無理をしないように行ってきます。

無事雲ノ平に着けたら、ツイッターにその旨投稿しようと思います。その他はバッテリーと電波の関係で不通、携帯の電源はいつも入れておこうと思います。

ではでは・・・

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by 888-morioka | 2017-08-09 16:30 | 山遊び | Comments(0)