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7月15日
三連休二日目は朝日岳への登り返しからスタートします。


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この朝日岳、北アルプスにあって2418mと言う標高はさほど高さを感じないが、日本国内においてはこれより北にこの高さを越える山は無いのだそう。
更に、日本海沿岸の親不知の海抜0mまで続く長い栂海新道の基点にもなっている。
それにしても今回二度目の山頂だが、本当にいい山だと思う。


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さて、もう一度剱岳を望遠で撮って雪倉岳を目指そう。


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上の写真、中央が目指す雪倉岳、
一旦ぐんと標高を2000mまで下げて小桜ヶ原を通り、手前の赤男山の右側をトラバース、
2600mの雪倉へ登り返す。
写真右奥に今回はパスの白馬岳、左奥には小蓮華岳が見えている。
実は雪倉よりあの稜線の方がまだ100m以上も高い、しかもあの尾根へもあの尾根自体も長かった。



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雪倉へ


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雪倉到着は11時、この時点でスタートからもう6時間も経過している。


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ルートの中間、コース上の鞍部に立つ雪倉岳避難小屋


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雪倉岳避難小屋は一般の避難小屋とは性質が異なる。
岩手県民的な解釈をすると早池峰山頂避難小屋的な存在と言ったことろか。
実際に行って見たらなんとウルップソウ大群落のど真ん中に建っていた。
長いコース上、荒天の場合など緊急時はたいへんありがたい場所だが、
安易なトイレ使用などは控えたい、でも存在自体が安心感を与えてくれる。


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小屋付近でまだ花をつけた固体を見つけることができた。
このウルップソウは千島のウルップ島で発見された植物、
ウルップはアイヌ語のウルプ(紅鱒)が語源。
ウルップ島は戦前まで日本の統治下にあった。
島の東、見崎湾には日本が建てた灯台が今もあって、その周りはウルップソウの大群落になっているのだそう。
何か北の島への憧れと歴史のロマンを感じさせてくれる花だ。

その同じ植物の大群落がこの雪倉岳避難小屋の周りでも見る事が出来る。


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ゆっくりはしていられない。
白馬と小蓮華を結ぶ稜線への合流点、三国境が見えてきた。



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小蓮華への稜線の向こう、信州側から積乱雲が湧いてきた。



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午後3時、三国境


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小蓮華を目指す。
気持ちの良いアルプスの稜線、
でも予定していた歌のハミングなんて全然余裕なし。


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振り向くとあの双耳峰は鹿島槍?


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遠くには槍ヶ岳


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小蓮華岳通過午後4時20分


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白馬大池山荘着、今日も午後6時、13時間の行程でした。



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この夜は雲が少し星を隠してしまった。


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7月16日は朝5時にテン場を出発、8時無事蓮華温泉に下山しました。
(写真は途中の天狗の庭から朝日・雪倉方面を振り返る)
早く風呂に入りたいが、蓮華温泉はまだ時間外。



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車で1時間ほど下った姫川温泉のホテル国富さんは7時から10時まで朝の日帰り温泉営業中、
汚れた服装で気が引けましたがお世話になりました。タオル付き1000円。
たいへんさっぱりしました、ありがとうございました。


この後、糸魚川インターから新潟村上の朝日まほろばインターまで高速
そこからは高速無料区間と一般道を使って午後7時頃帰宅できました。
このルートだとETC休日割引で3600円ほど、時間もオール高速より2時間弱長くなるだけ、
また使えそうです。


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by 888-morioka | 2018-07-22 16:16 | Comments(2)

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12時、
トイレに行きたくて目を覚ますとテントに吊るした電球の明かりが点いたままになっていた。
いつの間にか眠ってしまっていたようだ。
外へ出ると暗闇にぼんやりと天の川が見える。
とても静かな夜、
明かりをそのままにカメラを三脚に据え付けて星の写真を撮ってみた。




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さて、朝日小屋には午後6時に着いた。遅くとも4時には着けるだろうと思っていたが
こんな時間になってしまったので小屋の管理人さんには何か苦言を言われそう。



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しかし私の後ろからもう一人追いついてきた方と同時受付になったので
「12時間?なんで皆さんそんなに頑張るのかな~」
と苦笑いされた程度で収まった。
ただ、アルプスでこんな時間まで行動するのは明らかなルール違反だ。
この日は天気も崩れなかったし、日の入り時間も遅いから結果的に問題なかったのだけど、
荷物の選別や自分の体力の過信、計画の甘さなど、おおいに反省すべき材料山盛りだ。

受付を済ませまずは小屋の前のベンチに座り込みビールでクールダウン。
350缶で600円は北アルプス標準価格だが、越冬物だからと400円で売ってくれた。
越冬物だからか?ものすごくキンキンに冷えたビール。
弛緩した全身の筋肉に、あ~染み込む~

たぶん今日はこの小屋のテン場も大賑わいの日であったのだろうと思うが
ざっと数えて30張くらい。スペースにはまだ充分な余裕がある。
しかもどこもほぼ真っ平で素晴らしい。


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ここは北アルプスにあって数少ないゆったりと過ごせるテン場だと思う。
ちなみに、予約は必要だがアルプス一と評判の小屋食をテン泊者でもいただく事が出来るそうだ。
次回はそれもいいかもしれないと思った。

計画時この場所は周回ルートの通過点に過ぎないと思っていたのだが、
メインルートからやや外れているためか、落ち着いて過ごせる素晴らしい場所だった。



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あそこの場所へは是非また行きたいと思う。



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by 888-morioka | 2018-07-19 23:17 | 山遊び | Comments(0)

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今回の計画は車で新潟の糸魚川インターへ向かい登山口のある蓮華温泉へ入る。
そこを基点に1日目は朝日岳へ向かい朝日小屋でテント泊
2日目は朝日岳を登り返して、雪倉岳へのアップダウン、すぐ右に白馬岳を望む三国境に取り付いて小蓮華岳経由の白馬大池小屋テント場、
そして最終日はそこから蓮華温泉へ戻る、2泊3日の周回縦走。


一番の楽しみは小蓮華岳の稜線。
ここはドラマ「坂の上の雲」のエンディングに使われた場所で
BGMは久石讓の名曲stand alone


その同じ稜線を私もサラ・ブライトマンに成りきって歌いながら歩くのだ。


そしてもう一つはウルップソウ。
ウルップソウは図鑑でしか見たことがない植物で、てっきり日本では北海道にしかないものと思っていた。
しかしなんと本州でも白馬から雪倉岳付近とあと八ヶ岳の一部でも見られるらしい、事を今回初めて知った。
ウルップソウの実物に会う事ができるとは、なんと素晴らしいことか。

ただ・・・ちょっとした懸念がないわけでもない。
このルートやや長くはないだろうか、
私、歩けるかな?





7月14日午前3時半、蓮華温泉には予定より1時間半遅れで到着、即仮眠をとる。
午前5時20分にアラームをセットして6時ちょうどに登山を始める。

最初から瞼の上と言うか前頭葉のあたりが重渋い。
いつものように歩き始めに一汗をかけばそれもいずれ回復するだろう・・・
と言う思いとは裏腹に2時間もするともうすっかりバテてしまった。
まだ沢を二つ超えたばかりで朝日岳への稜線にさえ取りついてもいないのに。

ちなみに前回エントリーの写真がその二つ目の沢ー白高地沢ーに架かる橋から撮ったもの、
正面に目指す朝日岳?が見えてるがまだまだ全然遥か彼方だ。
かつ、ここまでアップダウンを繰り返して来たのに結局は登山口より標高を下げている・・・。
重い気分とザックを背負い、とにかく前に進むしかない。

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それにしてもこの山は花の種類の豊富さに驚かされる。
いい加減な同定だが写真は上から
ショウキラン・オニノヤガラ・ホウチャクソウ・コバイケイ・トキソウ・サワラン・オオバギボウシ・ヒメオウギアヤメ・
ニッコウキスゲ・ハクサンコザクラ・キヌガサソウ
もしかしたらこの地域特有の別の名前のものもあるかもしれない。
他にも憶えているだけで、トンボソウの仲間のランとかタカネナデシコ・シオガマ系の赤い花、もちろんワタスゲとかムシトリスミレ・・・
まだまだ僕が名前を知らないだけの沢山の花がバテバテの登山者に気力を与えてくれた。


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そう、件のウルップソウも朝日岳の手前の稜線で見つけたが残念ながらもう花は終わってしまっていた。


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初めての雪渓が見えてきた。


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いくつかの雪渓を越え、少しづつ標高を上げてくると視界が開け白馬へ続く稜線が見えてくる。


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まずい、もう4時を過ぎてしまった。
それにしても午後の陽に照らされた残雪の山々のなんと美しい事。
この風景を見られた事だけでもここに来た甲斐がある。

以下、山頂からの眺めを何枚か

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日本海


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朝日小屋への木道の向こうには日本海とさらに向こうに能登半島?



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中央奥には剱岳


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135mmで撮ってみました。


朝日岳、なんと素晴らしい山なんだ!
もう5時を過ぎて誰も居ない山頂で一人疲労と感動の波に心打たれてしまったのでした。

長くなったので朝日小屋以降はまた後日。










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by 888-morioka | 2018-07-18 21:59 | 山遊び | Comments(0)

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本当は石転び沢を攻めようと思っていた。
いつかは行ってみたいと思っていた。
飯豊連邦の稜線に突き上げる昇龍のような大雪渓。
あそこを登って梅花皮(カイラギ)荘で雪解けウイスキー。
最高斜度45度と言われる雪渓も12本爪のアイゼンもあるしピッケルも買った。
冬の岩手山でのテストも終えて道具の準備は万端だ。

だから、天気の10日予報を見ながら、梅雨末期の大雨の時期ではあるけれど、
もしかしたら今年の3連休は晴れるかもしれないと思った。
毎日見てた。微妙だと思った。
あの雪渓はその名の如く落石が頻発することで有名なのだが、快晴ならば目で見えるから逃げる事ができる。
ガスでもかかれば、雪上を転がる石を音で判断するのが難しい、
まして、初めてで微妙なルート取りの経験もない。
一人あそこを登るのは相当条件の良い時に限られる気がした。
それで、人を巻き込むのもどうかと思い、迷いながらsoka殿へ電話した。

「三連休?俺、北海道・・・」
そうだった、そんな事言ってた気がする、あっさり振られた。

それでも天気を見ていた。
やっぱり微妙、晴れベースか曇りなのか・・・

最後まで迷って、天気優先で別の山へ行くことにした。
探してみるとほぼ3日間

アルプスはピーカンだ。

ちなみに上の写真は石転び沢とは無関係です。
アルプスの方。

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by 888-morioka | 2018-07-17 22:42 | 山遊び | Comments(0)

天空のテン場へ

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登山口から12時間も掛かってしまいました。
「12時間?、あんたその足なら明日のコースは15時間掛かるわよ!」
小屋のお姉さん(私と同年代?)あながち間違った事言ってませんでした。




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by 888-morioka | 2018-07-16 23:52 | Comments(0)